海のふれあい教室 「イカの体のしくみを知っておいしく食べよう!」を開催しました。
2021年9月18日に海浜自然センターで海のふれあい教室「イカの体のしくみを知っておいしく食べよう!」を開催いたしました。
最初に、解剖・調理に使うスルメイカの名前の由来、漁の時期などスルメイカについて知っていただきました。その後に、スライドを使って、イカの口、目のつくり、胃や肝臓、鰓(えら)、墨袋などイカの体のしくみについてお話をしました。センター職員が、解剖の実演をしながらコツをお伝えした後に、参加者の皆さんにそれぞれ解剖を始めてもらいました。イカの外套膜(がいとうまく:私たちが普段食べている部分)をハサミでチョキチョキと切っていくと内臓が現れます。鰓(えら)、肝臓などは、一目で分かったようですが、胃や墨袋が小さくて見つけるのに手間取っている方もいました。ものすごく細い腸管や鋭い口とその周囲の分厚い筋肉、墨が入っている墨袋などイカの体のしくみに驚嘆しながら解剖に取り組んでいました。解剖が終了した後に、調理を開始しました。さっと油でいためて塩胡椒、バターをひとかけ落として完成です。シンプルな調理法ですが、炒めたイカのよい匂いがしてくると歓声が上がりました。「ハサミで解剖ができたので、子どもでもできて良かった。」「漁獲量が減っていると聞いて驚いた。できることをしていきたい。」などの感想が聞かれました。