三方五湖自然教室「外来種バスター(6/11)」を開催しました
2017年6月11日(日)、三方湖畔で、今年度2回目となる三方五湖自然教室「外来種バスター~湖の侵入者捕獲と解剖~」を開催しました。
センター職員から、外来生物を捕まえる時の注意事項を聞いた後は・・・三方湖畔へ移動。駆除をするかご網を引き上げます。どの家族もかごに入っていたウシガエルやミシシッピアカミミガメの大きさに驚いていました。ウシガエルはこの場で駆除します。外来種だけでなく、ナマズやテナガエビ、モクズガニといった在来種も確認できました。
捕獲した生きものの解説を聞いた後は、なごや生物多様性センターの野呂先生にカメについてお話をしていただきました。カメの甲羅は骨であること、動物だけでなく、ヨシやヒシ等水草もたくさん食べること、今回捕獲したミシシッピアカミミガメ以外にもたくさんのカメの外来種が日本で確認されていること等分かりやすく教えていただきました。
最後にウシガエルの解剖です。肝臓や胃、腸などの内臓や筋肉といった各器官の観察を行い、胃の中を見てみると・・・テナガエビやクロベンケイガニ、バッタ類等が出てきました。さらにはカエルが4匹出てきて、ウシガエルがいかに大食いであるか、生態系に与える影響が大きいかを感じることができました。
参加者からは「生きものを飼うときは後のことを十分考える必要がある」「子どもだけでなく、大人もいい勉強になった」といった声がありました。生態系について考えるいい機会になりました。