三方五湖自然教室「サケの遡上を観察しよう!」を開催しました
2017年11月12日(日)
はす川で、サケの観察会を開催しました。観察会には、福井県内をはじめ、京都府や大阪府、滋賀県といった県外からもたくさんご参加いただきました。ありがとうございました。
三方青年の家で、国立研究法人 水産研究・教育機構の山本岳男主任研究員からサケのお話を伺った後、子どもたちはサケの観察ミニブックの作成。少し休憩を挟んで、はす川へ移動してサケの遡上を観察しました。
山本主任研究員からは、今日みられるサケが、はす川で産まれた後、3~5年間、北の冷たい海で約3,000キロもの旅を終えて帰って来たことや、帰って来れるのは1,000尾のうち3尾だけであることなどを、分かりやすく教えていただきました。
今年は、11月始めからサケの遡上が確認され、この日は、多い方で約70尾のサケを観察することができました。また、念願のサケの産卵行動も見ることができ、参加された方からは、「来たかいがありました。」「一生懸命産卵する姿に感激しました。」「また、来年も楽しみにしています。」などの感想をいただきました。
はす川で産まれたサケは、冬の間川や湖で過ごし、春、冷たい北の海へと旅立ちます。また、卵を産みに帰って来てね!
※はす川では、これからもしばらくの間、サケの遡上がみられますが、観察する時は、大きな声を出したり、近づきすぎてサケを驚かせないよう、十分に気をつけましょう。また、河川内に遡上したサケを捕獲することは、禁止されています。