海の自然教室「プランクトンの世界をのぞいてみよう」を開催しました。
2018年5月6日(日)、海浜自然センターと食見海岸にて、海の自然教室「プランクトンの世界をのぞいてみよう」を開催いたしました。
福井県立大学海洋生物資源学部の近藤竜二先生に来ていただき、まずはプランクトンとは何か、特徴や生態系での役割等解説していただきました。
その後食見海岸で2つの方法でプランクトンを採集しました。1つはプランクトンネットを使って海底から海面までのプランクトンを採集、もう1つはバケツで海面付近の海水を採集し、ろ過機を使って海水をろ過してプランクトンを採集しました。ぱっと見ただけではプランクトンは見えませんが、試験管に入れた海水の中に動いている微生物を発見し、驚きの声が上がりました。
センターへ戻り、顕微鏡で採集した海水を観察します。顕微鏡を使うのが初めての参加者も多くいましたが、県立大学の先生方が何名も来てくださり、使い方から見つけるポイントまで詳しく教えてくださいました。顕微鏡で見ると形が常に変わっているプランクトンや鞭毛を動かしいるプランクトン等が見られ、観察が楽しくなりました。
さらに、この時期海岸付近で発生する赤潮、ヤコウチュウを観察しました。事前に採集したヤコウチュウを真っ暗の部屋で衝撃を与えると青白く光り、幻想的な様子に感動しました。
参加者からは「海水の中にこんなにたくさんのプランクトンがいて驚いた」「プランクトンに興味がわいた」「家でも観察したい」等の感想がありました。