9月27日に小浜市宇久の定置網に珍しいマンボウの仲間、ヤリマンボウ(全長50㎝)が捕獲されました。
ヤリマンボウは姿がマンボウに似ていますが、普通の魚でいう尾びれの部分にあたる舵びれのまん中が尖っているため、ヤリマンボウと名付けられました。
世界中の温帯、熱帯の海にすみ、クラゲやオキアミなどを食べていますが、発見例が少なくまた、生態もよく分かっていません。
このヤリマンボウは一時、当センターで展示しましたが、ヤリマンボウを展示するには特殊な水槽が必要なこともあり、少しずつ弱ってきたので海に放しました。 若狭湾には珍しい生き物が入り込んでくる、とても魅力的な海域だといえます。