菅湖でオオバン、ヒドリガモのお食事、珍しい冬鳥アメリカヒドリを観察
冬になると、三方五湖にある5つの湖の一つ、菅湖には、カモなどの水鳥が最も多く冬越しにやってきます。
現在、その菅湖で最も目立っているのは、「オオバン」という水鳥です。 オオバンは潜水が得意で、水中に潜って、「ヒロハノエビモ」という、菅湖や水月湖に一番多く生えている水草を採って食べています。
また、このオオバンの近くには、たいてい、ヒドリガモなどがうろうろしています。 彼らの目当ては、オオバンが採ってきた水草です。潜れないカモたちにとっては、 オオバンが採ってきた水草の横取りは、手軽に餌にありつくよい方法なのでしょう。
オオバンとヒドリガモの水草をめぐる争いは、 厳しい自然を生きる彼らの生き様を垣間見ることができます。
ところで、11月7日には、この群れの中でアメリカヒドリという珍しいカモを見つけました。アメリカヒドリは、名前のとおり、北米大陸から渡ってくる数少ない冬鳥です。
たくさんのカモたちの中から、こういった珍しい種類を探すことは、カモウォッチングの楽しみです。 冷たい雨が降る11月ですが、オオバンとヒドリガモの水草をめぐる攻防や珍しい冬鳥アメリカヒドリを観察してみてはいかがでしょうか?
三方湖に流れ込むハス川にサケが遡上しています
三方湖に流れ込むハス川に、サケが産卵のために遡上しています。
10月23日、上古橋付近より上流の落合堰のあたりで初確認し、11月2日には10尾いるのを観察しました。
サケは2月頃に卵からふ化をして、3~4月に海へ下り、約4年間海で過ごしてから川をのぼり、11月~12月はじめに産卵します。
12月上旬まで川に上るサケの姿が見られますので、散歩がてら観察してみてはいかがでしょうか?