平成30年度春のイベント「海湖(うみ)の体験を楽しもう!」を開催しました。
平成30年5月12・13日の2日間、春のイベント「海湖(うみ)の体験を楽しもう!」を当センターで開催いたしました。今年度1回目となるイベントは「様々な体験を楽しむ」をテーマに、多くの講師の皆様にご協力をいただき、普段できない体験を用意しました。2日目は雨天となり、一部中止となった講座もありましたが、ご来館の皆様にはお楽しみいただけたかなと思います。
ご来館いただき、ありがとうございました。次回のイベントは7月15・16日(日・月)です。開催日が近くなりましたらホームページに詳細を掲載します。お楽しみに!!
海のふれあい教室「春の砂浜で生きものを探してみよう!」を開催しました。
2018年4月30日(月)、高浜町和田海岸で、海のふれあい教室「春の砂浜で生きものを探してみよう!」を開催いたしました。
まず、高浜町地域おこし協力隊の松本さんや和田公民館の館長さんに「ブルーフラッグを取得した和田海岸のすごい所!」についてのお話をお聞きしました。
それから、福井県立大学海洋生物資源学部の富永修先生から、春の砂浜海岸には魚たちの餌になるアミ類が多いことや、砂浜が生きものたちにとって大切な場所であることを教えていただきました。
そして、いよいよ!生きもの探しです!どんな生きものたちが見られるかな?みんなでソリネットをひくと、カレイやシタビラメの赤ちゃん、アナジャコ、アメフラシなど様々な生きものがみられました。また、手網を使って、採れたものを砂ごと水槽に移すと、たくさんのアミ類やヨコエビなどが砂の中から飛び出す様子が見られました。
参加者の方からは、「長い間和田に住んでいますが、この海岸にこんなにたくさんの生きものが住んでいるなんてびっくりしました。」「この海を大切にしていきたいです。」といった感想をいただきました。
次は、6月9日(土)に小浜市西津浜で、夏の砂浜で生きものを探します。ぜひ、ご参加ください。
海の自然教室「プランクトンの世界をのぞいてみよう」を開催しました。
2018年5月6日(日)、海浜自然センターと食見海岸にて、海の自然教室「プランクトンの世界をのぞいてみよう」を開催いたしました。
福井県立大学海洋生物資源学部の近藤竜二先生に来ていただき、まずはプランクトンとは何か、特徴や生態系での役割等解説していただきました。
その後食見海岸で2つの方法でプランクトンを採集しました。1つはプランクトンネットを使って海底から海面までのプランクトンを採集、もう1つはバケツで海面付近の海水を採集し、ろ過機を使って海水をろ過してプランクトンを採集しました。ぱっと見ただけではプランクトンは見えませんが、試験管に入れた海水の中に動いている微生物を発見し、驚きの声が上がりました。
センターへ戻り、顕微鏡で採集した海水を観察します。顕微鏡を使うのが初めての参加者も多くいましたが、県立大学の先生方が何名も来てくださり、使い方から見つけるポイントまで詳しく教えてくださいました。顕微鏡で見ると形が常に変わっているプランクトンや鞭毛を動かしいるプランクトン等が見られ、観察が楽しくなりました。
さらに、この時期海岸付近で発生する赤潮、ヤコウチュウを観察しました。事前に採集したヤコウチュウを真っ暗の部屋で衝撃を与えると青白く光り、幻想的な様子に感動しました。
参加者からは「海水の中にこんなにたくさんのプランクトンがいて驚いた」「プランクトンに興味がわいた」「家でも観察したい」等の感想がありました。
海の自然教室「早めに自由研究スタート!①貝殻を探してみよう②貝殻標本を探してみよう」を開催しました。
2018年4月28日(土)、敦賀市白木海岸と美浜町きいぱすにて、海の自然教室「自由研究スタート!①貝殻を探してみよう②貝殻標本を作ってみよう」を開催いたしました。
漂着物学会の林重雄先生に来ていただき、まずは地域や環境と生息している貝の関係、ビーチコーミングについて解説していただきました。その後敦賀市白木海岸に移動し、10cm近くの大きな貝殻から微小貝、赤やオレンジ、黄色等カラフルな貝殻を10種類以上採集しました。きいぱすへ戻って採集した貝殻を洗浄・乾燥させ、昼食休憩となりました。午後は採集した貝殻を二枚貝か巻貝に分類し、講師のレジュメや図鑑、標本の見本と比べながら種類の同定を行いました。どうしても名前の分からない貝殻は講師に聞いたり、センター職員が種類の確認を手伝ったりして1家族10種類以上の標本を作ることができました。
参加者からは「種類を調べるのは難しいけど楽しかった」「他の海でも探してみたい」「いつまでもきれいな福井の海を守りたい」等の感想がありました。
三方五湖自然「バードウォッチング 春 北帰直前!超~地味だけど素潜り名人のオオハムを探せ!」を開催しました。
2018年4月15日(日)、海浜自然センターにて、三方五湖自然「バードウォッチング 春 北帰直前!超~地味だけど素潜り名人のオオハムを探せ!」を開催いたしました。
今年度1回目のバードウォッチング。例年であれば若狭湾に1000羽近くのオオハムがやって来るのですが、今年は100羽ほどと少ない上に4月になって急に暖かくなり、多くが北帰してしまったため、観察できるか心配されました。さらに開催前夜から風雨が強くなるといった悪条件が重なりました。
最初に講師の日本野鳥の会福井県嶺南ブロックの方からアビ類の識別ポイントの説明と、6種類の水鳥の潜水能力の比較を映像を使って解説してもらい、オオハムの潜水能力の高さを学びました。その後行った観察会はあいにくの雨でしたが、センターが観察小屋の代わりになり、センターの窓からオオハムを見ることができ、潜水するたびに参加者や講師から「潜った」「出てきた」と大興奮。雨を気にすることなく、じっくり観察することができました。
次回のバードウォッチングは5月19日(土)4:00~10:00、小浜市上根来~遠敷峠で夏鳥を観察する講座を行います。お楽しみに!
海のふれあい教室「チリメンモンスターを探してみよう!」を開催しました。
2018年2月18日(日)、海浜自然センターで、海のふれあい教室「チリメンモンスターを探してみよう!」を開催いたしました。講師に、福井県立大学海洋生物資源学部の富永修先生にお越しいただき、ヒラメを例に挙げて、海の生き物たちは赤ちゃんの時、どんな姿をしているのか?、どんなものを食べているのか?、どこに住んでいるのか?などの話を伺いました。その後、チリメンの観察をとおして、海の中には魚やイカなどの子供たちがたくさんいて、それらは互いに関わり合いながら、それぞれ違った暮らしをしていることを学びました。講師の富永先生の前には、質問される方がずらりと並び、みなさんの熱心な様子が伺えました。また、「お店でみる魚にありがたみを感じました。」といった感想もいただきました。平成30年4月30日(月・祝)と6月9日(土)には、高浜町和田浜と小浜市西津浜で、富永先生を講師にお招きし、砂浜の生き物観察会を開催します。今度は「生」の魚の赤ちゃんが見られますので、ぜひご参加くださいね。
平成29年度の海浜自然センターの主催講座は、これで終わりになります。来年度も、楽しい海湖(うみ)の自然体験講座をたくさん準備お中です。ぜひ、ご参加ください。
イベント「冬の海湖(うみ)を楽しもう!」を開催しました。
平成30年2月25日、イベント「冬の海湖(うみ)を楽しもう!」を当センターで開催いたしました。今年度3回目となるイベントは「冬の海湖を楽しむ」をテーマに、海湖に関する様々な体験を楽しみながら若狭湾の豊かな海湖を知ってもらう機会として設けました。
仁愛女子高等学校のみなさんには「スノードーム作り」にご指導いただき、「魚をおいしく食べよう 調理&試食体験」では世久見のうべしま館の河村さんにサワラのさばき方や調理方法を教えていただきました。「ミニ苔玉作り」は岡本水草ファームの岡本さん、「塩作り」は国立若狭湾青少年自然の家の方々、「松ぼっくりアート」は里山里海湖研究所の方々にご指導いただきました。また、小浜ガールズのみなさんによる「フラダンスショー」や、福井しあわせ元気国体・大会マスコットキャラクター「はぴりゅう」と一緒に写真を撮る場面もありました。さらに「貝殻ペンダント作り」「缶バッジ作り」「海藻のお話・試食体験」「クイズ大会」「若狭ふぐ雑炊のふるまい」「お菓子釣り」「海のフィギュア釣り」と盛りだくさんな内容で、冬の一日もあっという間でした。
ご来館いただき、ありがとうございました。平成30年度(2018年度)のイベントは5月12・13日、7月15・16日に行います。日が近くなりましたらホームページに詳細を掲載します。お楽しみに!!
海のふれあい教室「バイオイクラを作ってみよう!」を開催しました。
2018年2月10日(土)、海浜自然センターにて海のふれあい教室「バイオイクラを作ってみよう」を開催いたしました。
週初めからの大雪で開催が心配されましたが、周辺道路や駐車場の除雪作業と数日間の晴天や雨で雪もかなりとけ、開催することができました。講師に福井県立大学海洋生物資源学部の神谷充伸先生をお招きし、まずは若狭湾で採れる海藻の紹介や身の回りで海藻成分がたくさん使われていることを解説してもらいました。次にゼラチン、寒天、カラギーナン、アルギン酸の成分を使ったゼリーにお湯をかけ、どう変化するか触って確かめ、アルギン酸の有用性を感じました。アルギン酸や絵の具を使ったカラフルな人工イクラを作りました。コツをつかむとたくさんの人工イクラを作ることができ、かわいい瓶に入れて持ち帰りました。
次回の海浜自然センター主催講座は2月18日に「チリメンモンスターを探せ!」を開催します。ぜひご参加ください。
三方五湖自然「バードウォッチング 冬 オジロワシとコハクチョウを観察しよう」を開催しました。
2018年2月4日(日)、三方湖周辺にて、三方五湖自然「バードウォッチング 冬 オジロワシとコハクチョウを観察しよう」を開催いたしました。
先週からの大雪で観察予定地が雪で埋もれる等開催が心配されましたが、除雪作業を行ったのと数日間の晴天や雨で雪もかなりとけ、開催することができました。当日は晴天で絶好のバードウォッチング日和となりました。オリエンテーションの後、早速はす川河口で休息していたハクチョウを観察、水面から飛び立って目の前を通過していく姿を見ることができました。車でふゆみずたんぼへ移動し、凍った水田で休息する約30羽のコハクチョウとオオハクチョウを観察、ハクチョウ以外にもノスリやタヒバリなど見ることができました。さらに車で成出園地へ移動し、オジロワシの出現を待ちます。待っている間、ミコアイサやヒドリガモなどカモ類を中心に観察しました。この日は野鳥の会の海ワシ調査も行われていて三方五湖周辺にいないか情報が入りますが、結局姿を現すことがなく時間となりました。
今年度は残念ながらオジロワシを見ることはできませんでした。来年度はぜひ見たいですね。
今年度の海浜自然センター主催のバードウォッチングは全て終了です。来年度も開催しますのでぜひご参加ください。
三方五湖自然教室「バードウォッチング 冬 久々子湖ぶらりカモ類ウォッチング」を開催しました
2018年1月27日(土)、久々子湖周辺にて、三方五湖自然「バードウォッチング 冬 久々子湖ぶらりカモ類ウォッチング」を開催いたしました。
数日前からの大雪で開催が心配されましたが、警報解除や周辺道路の除雪が進み、開催することができました。吹雪や強風のため、寒さに耐えながら観察を行いましたが、湖面や湖岸で休息するカモ類だけでなく、田んぼで二番穂を食べるアトリやカワラヒワなどのかわいい小鳥、吹雪の中を飛ぶカモメ類等27種類の野鳥を観察することができました。バスで移動しながら観察ポイントを回り、最後は豚汁のふるまいがあり、身も心も温かくなりました。
次回のバードウォッチングは2月4日(日)9:00~11:30に三方湖周辺で「オジロワシとコハクチョウを観察しよう」(平成28年度のレポートはこちら)を開催します。ぜひご参加ください。