福井県海浜自然センター

福井県海浜自然センターは若狭湾国定公園の中にある、ご家族で体験学習が出来る入館無料の施設です。

海のふれあい教室「海の宝物発見!(ビーチコーミング)」&「漂着物アートに挑戦しよう!」を開催しました

11月19日(日)に海のふれあい教室「海の宝物発見!(ビーチコーミング)」&「漂着物アートに挑戦しよう」を開催しました。春に開館した美浜町エネルギー環境教育体験館きいぱすをお借りし、今年度も講師として漂着物学会会員の林重雄氏に来ていただいて、敦賀市白木浜でビーチコーミング、きいぱすで漂着物アートを行いました。

午前は講師から漂着物についての説明を聞いた後、白木浜に移動してビーチコーミングを行いました。降ったりやんだりの生憎の天候でしたが、カラフルな貝殻やウキ、玩具など様々な漂着物を発見!講師から個別に漂着物の詳細を教えていただき、初冬の海岸は宝物だらけであることを感じました。

午後は午前中に拾って洗浄・乾燥させた漂着物を使い、モビール作りに挑戦しました。漂着物をひもで固定し、流木に穴をあけて結び、バランスを考えながら調整します。最後に講師から一人一人作品の講評をしていただき、温かい雰囲気で終了しました。

参加者からは「毎年参加しているが勉強になる」「白木浜のおもしろさがよく分かった」「楽しくてまた参加したい」という感想が寄せられました。

 

三方五湖自然教室「サケの遡上を観察しよう!」を開催しました

2017年11月12日(日)

はす川で、サケの観察会を開催しました。観察会には、福井県内をはじめ、京都府や大阪府、滋賀県といった県外からもたくさんご参加いただきました。ありがとうございました。

三方青年の家で、国立研究法人 水産研究・教育機構の山本岳男主任研究員からサケのお話を伺った後、子どもたちはサケの観察ミニブックの作成。少し休憩を挟んで、はす川へ移動してサケの遡上を観察しました。

山本主任研究員からは、今日みられるサケが、はす川で産まれた後、3~5年間、北の冷たい海で約3,000キロもの旅を終えて帰って来たことや、帰って来れるのは1,000尾のうち3尾だけであることなどを、分かりやすく教えていただきました。

今年は、11月始めからサケの遡上が確認され、この日は、多い方で約70尾のサケを観察することができました。また、念願のサケの産卵行動も見ることができ、参加された方からは、「来たかいがありました。」「一生懸命産卵する姿に感激しました。」「また、来年も楽しみにしています。」などの感想をいただきました。
はす川で産まれたサケは、冬の間川や湖で過ごし、春、冷たい北の海へと旅立ちます。また、卵を産みに帰って来てね!

※はす川では、これからもしばらくの間、サケの遡上がみられますが、観察する時は、大きな声を出したり、近づきすぎてサケを驚かせないよう、十分に気をつけましょう。また、河川内に遡上したサケを捕獲することは、禁止されています。

三方五湖自然教室「バードウォッチング 秋 カモ10種類を見つけよう!」を開催しました

2017年11月11日(土)、三方湖周辺にて、三方五湖自然「バードウォッチング 秋 カモ10種類を見つけよう!」を開催いたしました。
当日は寒冷前線に伴う風雨が強く、予定を変更して三方青年の家と里山里海湖研究所の屋内から観察を行いました。講師として日本野鳥の会福井県嶺南ブロックのみなさまに来ていただき、参加者一人に講師が一人つくという手厚いサポートでじっくり観察することができました。
残念ながらカモは10種類も見られませんでしたが、ノスリが現れるとみなさん釘付けになり、格好よさを感じていました。

次回のバードウォッチングは平成30年1月27日(土)9:00~11:30に久々子湖周辺で「久々子湖ぶらりカモ類ウォッチング」(平成28年度のレポートはこちら)、2月4日(日)9:00~11:30に三方湖周辺で「オジロワシとコハクチョウを観察しよう」(平成28年度のレポートはこちら)を開催します。ぜひご参加ください。

海のふれあい教室「魚の解剖&試食体験」を開催しました

10月22日(日)・10月28日(土)に当センターにて、海のふれあい教室「魚の解剖&試食体験」を開催しました。

はじめに、魚の特徴についてのお話を聞いていただき、 その後センター職員による魚の解剖実演をしました。今回使用した魚はツバス(40cmサイズのブリ)です。内臓の特徴やはたらき、人間との関連性を解説すると「なるほど」という声が聞こえました。実演後は参加者の皆さんも解剖を行いました。胃の中にはエサのアジやイワシが10数尾出てきて「これほどたくさん食べているのか」と驚きもありました。

解剖の後は調理タイムです。今回のメニューは「ムニエル」「酒蒸し」の2品です。講師として小浜市矢代の角野さんに来ていただき、魚を三枚に下ろす、皮をはがす、中骨をとって食べやすい大きさに切る方法を伝授していただきました。お手本を見せていただいた後に参加者の皆さんもやってみました。保護者のサポートを受けながら、子どもたちが一生懸命包丁を使って魚をさばきました。難しそうに見えますがやってみると意外と簡単、もっとやりたいという声も聞かれました。試食では皆さんから「おいしい」「家でもやってみたい」といった感想をいただきました。また、講座をとおして命の大切さ、食べることのありがたさも感じているようでした。

秋のイベント「考えよう!若狭の海湖(うみ)」を開催しました。

平成29年10月14・15日、秋のイベント「考えよう!若狭の海湖(うみ)」を当センターで開催いたしました。今年度2回目となるイベントは「考える」をテーマに、海湖に関する様々な体験講座をとおして若狭湾の豊かな海湖を感じてもらい、自分たちの生活に海湖が関わっていることや、将来に残していくための海湖との付き合い方などを考える機会をつくりました。

2日間共通の講座として、乗船体験、タイつかみ・すくい(タイはさばいてもらい、焼いて食べることができました)、お菓子釣り、海のフィギュア釣り、しじみつまみ、アヒルすくい、海釣り体験を行いました。

また、2日間、カニのお話&クイズ大会、中條先生の革細工クラフトも行いました。

14日のみの講座として、フォトフレーム作り、バルーンアートショー&ワークショップ、流木スプーン作り、ふわふわクラゲ作り、絵本の読み聞かせを行いました。

15日のみの講座として、型友禅染め、メリーゴーランド作り、和菓子の練り切り体験、アイシングクッキー作り、フラダンスショー、海の安全教室を行いました。

このイベントでは2日間で4647名の方がご来館くださいました。皆様ありがとうございました。

「わくわく体験塾~若狭でびっくり 大発見!~」を開催しました。

2017年10月7~9日(土~月)、海浜自然センターを含む若狭の6施設が連携して「わくわく体験塾~若狭でびっくり 大発見!~」を開催しました。

小学4年生から中学生までの男女合わせて28名が参加し、県内だけでなく、滋賀県や大阪府、奈良県からも参加がありました。

1日目は福井県立若狭歴史博物館で開講式・アイスブレーキングの後に火おこし体験を行い、苦労しながら火をつけて先人の大変さを学びました。午後は国立若狭湾青少年自然の家でスノーケリングを行い、若狭湾の海の生きものを見ることができました。夜はナイトハイキングで、暗い道を懐中電灯頼りに歩きました。

2日目はカッター漕艇で食見海岸へ向かいました。波があってこぐのは大変でしたが、全員で力を合わせてゴールすることができました。午後は海浜自然センターで海釣り体験。ほとんどの参加者がメジナやキュウセン等を釣ることができました。釣った魚はみそ汁にしておいしくいただきました。夕方は里山里海湖研究所で里山の恵み工作体験、竹を使った作品作りを行い、それぞれ工夫や個性のある作品を作ることができました。夜は三方青年の家でキャンプファイヤーを行い、ボランティアの大学生が様々なゲームを紹介し、楽しい時間を過ごしました。

最終日は若狭三方縄文博物館を見学後、勾玉作りを行い、細部にまでこだわってすばらしい作品ができました。閉講式の前には活動発表会を行い、3日間のしめくくりとなりました。

3日間という短い時間でしたが、様々な体験を通して参加者の成長が感じられました。

☆海のふれあい教室「イカの解剖&試食体験」を開催しました☆

9月16日(土)と9月24日(日)に当センターにて、海のふれあい教室「イカの解剖&試食体験」を開催しました。

日頃からいろいろな料理の食材として重宝され、みなさんよく口にするイカですが、その生態などは意外と知らないものです。
はじめに、イカについてのお話を聞いていただき、 その後センター職員によるイカの解剖実演をしました。
みなさん身を乗り出して興味津々!!
イカには心臓が3つあることや、ろうとと呼ばれる器官を使って泳いでいることなど解説すると、「へぇ~」「そうだったのか!」といった声が聞こえ、新たな発見をしていただけました。

実演後は、いよいよ参加者のみなさんも解剖です。
イカ墨で上手にお絵描きしている参加者もいらっしゃいましたよ☆

解剖の後は調理タイム!
メニューは、「イカの塩コショウいため」「イカのホイル焼き」「イカわたのホイル焼き」の3品目です♪
お母さんたちは、「イカの塩コショウ炒め」と「イカのホイル焼き」を一つのフライパンで同時に調理するなど、主婦力を発揮しておられました!
試食では、みなさんから「おいしい」の言葉が聞けました。
また、「普段食べている魚介について詳しく知ることができてよかった」「これからも海を大切にしたい」「家でもやってみます!」といった感想をいただき、とても充実した時間を過ごしていただけたと感じました。

10月22日(日)と10月28日(土)には「魚の解剖&試食体験」を開催いたします。
魚のことをより詳しく知る、絶好の機会ですので、ぜひご参加ください!

スノーケリング自然教室「初心者におすすめ!スノーケリングをマスターしよう(5回目)」を開催しました。

2017年9月9日(土)、海浜自然センターと食見海岸で、スノーケリング自然教室「初心者におすすめ!スノーケリングをマスターしよう」を開催しました。

波・風もなく、気温・海水温もそれほど高くなく、秋晴れの下、絶好のスノーケリング日和。
夏休みは終わりましたが、スノーケリングは9月中旬まで楽しむことができます。
初めは前浜で器材の使い方や泳ぎ方の練習を行いましたが、その時にマアジの群れやマダコが次々現れ、みなさん大喜び。技術習得も早くなりました。
桟橋でウミウシやイソギンチャクなどを観察した後、潜堤へ移動。ここでもカマスやイシダイなど様々な生きものが登場し、大満足のスノーケリングとなりました。

「ウエットスーツを着て磯の生き物を観察しよう」を開催しました。

2017年7月23日(日)と8月19日(土)に、坂井市三国町田の尻海岸で、「ウエットスーツを着て磯の生き物を観察しよう」を開催しました。

両日とも、お天気がとても心配されましたが、楽しく開催することが出来ました。

7月23日(日)は、越前加賀自然公園指導員の八十嶋彰雄先生にお越しいただき、優しく丁寧に、海の生き物を観察する方法をご指導いただきました。

8月19日(土)は、ナンシーネイチャースクールの松田泰明先生にお越しいただき、漁師さん目線から見た海の生き物のお話や、地元の人しか知らない磯の生き物の食べ方などを楽しく教えていただきました。

田の尻海岸は、波食棚という地形が面白い他、活動場所が広くて、海藻や生き物がたくさん観察出来るとても楽しい場所です。始めは、怖がっていた参加者の方も、講座が終わる頃には、岩を掴んで体を安定させながら生き物を観察されていたのがとても印象に残りました。

「1回目が楽しかったから、2回目も参加しました!」とお話してくださった方もいらっしゃいました。

福井県には、田の尻海岸にように、楽しくて大切にしていきたい海辺がたくさんあることを、これからもみなさんと一緒に体験していきたいなと思いました。

「経験者におすすめ!海域公園スノーケリング(烏辺島) 」を開催しました。

2017年7月16日(日)と8月26日(土)に、「経験者におすすめ!海域公園スノーケリングを楽しもう(烏辺島)」を開催しました。

どちらも、福井県外から参加してくださった方が半数以上を占め、みなさん、遠くから三方海域公園でのスノーケリングを楽しみに集まってくださり、ありがとうございました。

鳥辺島では、カゴカキダイやソラスズメダイ、ウミウシ、タツノオトシゴなど、普段なかなか見られないカラフルな生き物を見つけると、「アー!」とか「ンー!」という嬉しい悲鳴がスノーケルを通してあちこちから聞こえて来ました!

また、「リーダーの方の説明が楽しかった!」とか、「丁寧な指導で安心してスノーケリングが楽しめました!」との感想をいただき、リーダーのみなさんとスノーケリング講座を企画出来ることを大変心強く感じました。

来年も、みなさんに福井の海を満喫していただけるような講座を企画しますので、ぜひご参加くださいね!

 

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