海のふれあい教室「初夏の磯で生きものを探してみよう」を開催しました。
2019年5月26日(日)、海浜自然センター、食見海岸にて海のふれあい教室「初夏の磯で生きものを探してみよう」を開催いたしました。
今年度初めての磯観察の講座で、天候・海況ともよく、絶好の観察日和となりました。
観察するときのポイントや注意点を説明後、準備をして磯へ移動。海藻の上には大きなアメフラシ、コンクリートの壁にはイトマキヒトデやヘビギンポ、石の下にはカニやヤドカリ、様々な種類の貝などいろいろな生きものを捕まえました。中にはムラサキウニを見つけ、全身に海水を浴びながら捕まえた方もいらっしゃいました。子どもだけでなく、最初は見守っていた保護者の方も、生きものを探したり採集したりするのに夢中になっている方も多くいらっしゃいました。
センターへ戻り、着替えのあとは採集した生きものを観察しました。クリアファイルや図鑑を見ながら名前を調べ、最後はセンター職員からいくつか特徴のある生きものの解説を聞きました。
「生きものをたくさん捕まえられて楽しかった」「磯にはたくさんの生きものがいて、自然が豊かであることがわかった」「でも磯にはゴミも目について、自分たちの行動を気をつけないといけないと思った」といった感想が聞かれました。
イベント「学ぼう!福井の海湖(うみ)」を開催しました。
令和元年5月11・12日の2日間、イベント「学ぼう!福井の海湖(うみ)」を当センターで開催いたしました。今年度最初となるイベントは「海湖を学ぶ」をテーマに、多くの講師の皆様にご協力をいただき、普段できない体験を数多く行いました。
ご来館いただき、ありがとうございました。次回のイベントは7月13・14日(土・日)に開催予定です。内容等決定しましたらホームページに詳細を掲載します。お楽しみに!!
海のふれあい教室「プランクトンの世界をのぞいてみよう」を開催しました。
2019年5月16日(月)、海浜自然センター、食見海岸にて海のふれあい教室「プランクトンの世界をのぞいてみよう」を開催いたしました。
昨年度に続き、今年度も多くの方が参加されました。
福井県立大学海洋生物資源学部の近藤先生にプランクトンや食物連鎖について解説していただき、食見海岸へ移動。プランクトンネットで海水をろ過しながらプランクトンを採集しました。その後顕微鏡で観察開始。講師の先生方に顕微鏡の使い方や見つけたプランクトンの名前、特徴を教えていただきました。動物プランクトンは肉眼でも動いている様子が見えますが、顕微鏡を使うと内臓や足の節々まではっきり見え、さらにケイソウなどの植物プランクトンもたくさん見ることができました。観察をとおして、プランクトンに興味関心を持ち、生態系の中で重要な位置を占めていることも分かり、自然を大切にしたいという感想も聞かれました。
海の自然教室「早めに自由研究スタート!①貝殻を探してみよう②貝殻標本を探してみよう」を開催しました。
2019年4月20日(土)、美浜町坂尻海岸と坂尻多目的センターにて、海の自然教室「自由研究スタート!①貝殻を探してみよう②貝殻標本を作ってみよう」を開催いたしました。
漂着物学会の林重雄先生においでいただき、まずは坂尻周辺にすむ貝や貝殻を採集するポイントについて解説していただきました。その後坂尻海岸に移動し、採集開始!巻貝や二枚貝、大小様々、カラフルな貝殻を20種類以上採集しました。採集できたものを簡単に解説後、採集した貝殻を洗浄・乾燥させ、昼食休憩となりました。午後は標本づくりの前に実験!タカラガイをコンクリートで削っていくと、断面が見えてきて巻貝であることがわかりました。その後林先生に作っていただいたレジュメや貝殻の標本の見本、図鑑と比べながら種類の同定を行いました。どうしても名前の分からない貝殻は講師に聞いたり、センター職員が種類の確認を手伝ったりして1家族20種類以上の標本を作ることができました。
参加者からは講座を通じて「貝の名前を少しでも覚えられてうれしかった」「温暖化で今までなかったものが漂着するのは楽しいが、今後の環境も心配」「環境を守れるよう、ゴミを減らしていきたい」等の感想がありました。
三方五湖自然教室「バードウォッチング 春 食見海岸アビ類ウォッチング」を開催しました。
2019年4月14日(日)、海浜自然センター、食見海岸にて、三方五湖自然教室「バードウォッチング 春 食見海岸アビ類ウォッチング」を開催いたしました。
今年度1回目のバードウォッチング。昨年に続き、今年も北国に帰る直前のアビ類を観察する講座を行いました。
最初に講師の日本野鳥の会福井県嶺南ブロックの方からアビ類の識別ポイントの説明と、様々な水鳥の潜水能力の比較を映像を使って解説してもらい、アビ類の潜水能力の高さを学びました。その後観察開始。目の前の食見海岸にはオオハムやシロエリオオハムのアビ類、ハジロカイツブリやアカエリカイツブリを見ることができました。じっくり時間をかけて観察を行い、松原へ移動しながらさらに観察。ヤマガラやシロハラなどのさえずりを楽しんだり、キアシセグロカモメの登場に興奮したりと、雨が降るまでの間、野鳥観察を楽しむことができました。
次回のバードウォッチングは6月16日(日)9:00~11:30、若狭町菅湖周辺で夏鳥を中心に観察する講座を行います。お楽しみに!
海のふれあい教室「春の砂浜で生きものを探してみよう」を開催しました。
2019年4月13日(土)、小浜市西津浜で、海のふれあい教室「春の砂浜で生きものを探してみよう!」を開催いたしました。
西津浜での観察会は、今回から福井県立大学・福井県立若狭高等学校・海浜自然センターの共同開催となりました。1年をとおして、生きものたちが砂浜をどのように利用しているのかを大学生や高校生のお兄さん、お姉さんたちと一緒に調べます。
まずは、生きもの探しです。高校生のお兄さんたちがソリネットを曳いている間、参加者のみなさんは手に網を持って生きものを捕まえました。快晴とはいえ、この日の水温はまだ13度。さすがに海に入る人はいないだろう、という私達スタッフの予想は大外れ。みなさん元気よく、海に入ってくださいました!
生きもの探しが終わると、室内に移動し、グループに分かれて、捕まえた生きものの名前を調べたり、大きさを測りました。最後に、福井県立大学の富永先生が各グループを回り、生きものたちが砂浜で、様々なつながりを持って暮らしていることを教えていただきました。
参加されたみなさんからは、「魚がいないと思ったけど、イカやヒラメ、カニなどがいてびっくりしました。」、「浅いところでこんな生きものが見れることに驚きました。」といった感想をいただきました。
次回、夏の砂浜観察会は、7月27日(土)13:30から予定しています。ぜひ、ご参加ください!
<観察できた生きもの>カレイ、ヒモハゼ、アカオビシマハゼ、ヒメハゼ、コチ、ギンポ、メジハゼ、ホウボウ、ヒラメ、ワレカラ、エビジャコ、スジエビモドキ、イソスジエビ、テナガエビ、モクズガニ、へラムシ、ミミイカ、ウオビル
海のふれあい教室「冬のお話会3ズワイガニ」を開催しました。
2019年3月16日(土)に海のふれあい教室「海の生きものの不思議に迫る!冬のお話会3ズワイガニ」を開催しました。
最終回のお話会は、国立研究開発法人水産研究・教育機構 日本海区水産研究所小浜庁舎の主任研究員、山本岳男さんにお越しいただき、ズワイガニのお話を伺いました。
ズワイガニの生態や繁殖方法、漁業や資源管理など、ズワイガニが産まれてから漁獲されるまでの多岐に渡るお話を、とても分かりやすく教えていただきました。また、朝に孵化したばかりのゾエアも実際に見せていただきました。
先生のお話を聞いた後は、心に残ったズワイガニの様子を、貝殻やビーチグラス、流木などを使って工作しました。
「脱皮に失敗したズワイガニ」や「可愛いズワイガニの暮らすにぎやかな海」など、工夫がいっぱいの、素敵な作品がたくさんできました。最後に、作品について先生から「これは、脚の付き方がいいですね!」、「ゾエアに似てる!」といった講評をいただきました。
参加された方々からは、「なかなか聞くことが出来ないお話が聞けて、すごく良かった。」といった感想をいただきました。
山本先生には、貴重な脱皮の動画などを混じえながら、とても分かりやすくズワイガニのことを教えていただきました。福井県の魚「ズワイガニ」のことを、楽しく知ることができました。冬のお話会は、来年度も開催予定です。お楽しみに~!
イベント「早春の海湖(うみ)を楽しもう」を開催しました。
平成31年3月2・3日の2日間、イベント「早春の海湖(うみ)を楽しもう」を当センターで開催いたしました。今年度3回目となるイベントは昨年春、夏のイベントに続き、「様々な体験を楽しむ」をテーマに、多くの講師の皆様にご協力をいただき、普段できない体験を数多く行いました。
ご来館いただき、ありがとうございました。次回のイベントは5月11・12日(土・日)に開催予定です。内容等決定しましたらホームページに詳細を掲載します。お楽しみに!!
海のふれあい教室「冬のお話会2クラゲ」を開催しました。
2019年2月24日(日)に海のふれあい教室「海の生きものの不思議に迫る!冬のお話会2クラゲ」を開催しました。
第2回目のお話会は、ウミホタルとクラゲの専門店Atollaから田中俊之さんにお越しいただき、クラゲのお話を伺いました。
クラゲの特徴や体のつくり、毒の話など、先生の実体験に基づいたユーモアたっぷりのお話に、どんどん引き込まれていきました。また、先生の楽しい豆知識の豊富さに、驚かれている方もたくさんいらっしゃいました。実物のエフェラやカミクラゲも見せていただきました。
先生のお話を聞いて、クラゲのイメージをたっぷり膨らませた後は、クラゲ工作です。海浜自然センターの工作は、貝殻や流木など海で拾った材料を使うことが多いですが、今回は、クラゲのイメージに合うよう、毛糸やリボン、レースなどのフワフワした材料を用意しました。
今回も、可愛くて、素敵な作品がたくさんできました。最後に、作品について先生から「触手の付き方がいいですね!」、「ウリクラゲの口がよく表現できていますね!」といった講評をいただきました。
参加された方々からは、「海の生きものの世界は、奥が深くておもしろい。」といった感想をいただきました。
田中先生には、たくさんの質問にもお答えいただき、とても楽しい時間をみんなで共有することができました。次回は、3月16日「ズワイガニ」がテーマです。ぜひ、ご参加ください!
三方五湖自然「バードウォッチング 冬 オジロワシとコハクチョウを観察しよう」を開催しました。
2019年2月3日(日)、若狭町鳥浜ふゆみずたんぼ、三方湖周辺にて、三方五湖自然「バードウォッチング 冬 オジロワシとコハクチョウを観察しよう」を開催いたしました。
今年度最後のバードウォッチング、今回はオジロワシとコハクチョウを中心とした探鳥会。雨が降ることなく、穏やかな日となりました。オリエンテーションの後、鳥浜ふゆみずたんぼへ向かいました。いつもならいるはずのハクチョウ類は見ることができず、三方湖畔の成出園地へ移動。オジロワシの出現を待つ間、ヨシガモなどカモ類を観察しました。この日は野鳥の会の海ワシ調査日でオジロワシの情報を受け、三方湖畔の船小屋へ移動。ここからは山頂付近の木にとまっているオジロワシを発見。比較的近くで長時間とまっていたことからじっくり見ることができました。さらに飛翔し、肉眼でも大きさを実感できる姿に参加者の皆さんから歓声が上がりました。三方湖上空をゆったり飛び回り、飛翔中の様子もじっくり観察ができました。参加者の皆さんから「初めてオジロワシを見ることができて感激した」「オジロワシの大きな姿に驚いた」「オジロワシが安心して過ごせる環境をつくっていきたい」といった感想が寄せられました。
次回のバードウォッチングは4月14日(日)9:00~11:30 食見海岸アビ類ウォッチング」という講座を行います。ぜひご参加ください。