福井県海浜自然センター

福井県海浜自然センターは若狭湾国定公園の中にある、ご家族で体験学習が出来る入館無料の施設です。

海のふれあい教室 「初心者におすすめ!海釣りをやってみよう」を開催しました。

2020年9月27日、10月3日に海浜自然センターで海のふれあい教室「初心者におすすめ!海釣りをやってみよう」を開催いたしました。

多くの方が申し込んだ大変人気の海釣り講座でした。9月27日は生憎の天気でカッパを着ての開催になりました。10月3日は天気に恵まれ絶好の釣り日和となりました。初めに、釣りの方法やマナーなどの話を聞いた後に、防波堤へ移動して海釣りを開始しました。最初、餌を付けるのに苦戦していた方もいましたが、魚が釣れると面白くなったのか、テキパキと餌を付けたり、釣れた魚を外したりできるようになりました。カワハギ、アジ、フグなど様々な魚を釣ることができました。最後に、釣れた魚について解説を聞き講座を終了しました。「たくさんの魚が釣れた楽しかった。」「時間を惜しんで取り組めた。」などの感想が寄せられました。

海のふれあい教室 プランクトンの世界をのぞいてみよう を開催しました

2020年9月12日(土)に海浜自然センターで海のふれあい教室「プランクトンの世界をのぞいてみよう」を開催いたしました。
3家族9名の皆様が参加され、海浜自然センター体験学習室1に集合しました。
まず、職員よりプランクトンについての説明の後、食見漁港に移動し、プランクトンネットでプランクトンを採集しました。子供たちには交代でプランクトンネットを曳いてもらいましたが、みな歓声を上げながら、楽しそうにプランクトンネットを曳いていました。
その後、センターに戻り、家族ごとに分かれて、顕微鏡を使って採集したプランクトンの観察をしました。植物プランクトンではボルボックス、動物プランクトンではミジンコやゴカイの幼生などが見られました。参加者にとっては普段見ることのできない海のプランクトンを見ることができ、貴重な体験をしてもらいました。
参加者から「海の中にこんなに沢山のプランクトンが存在するとは思ってませんでした。」や「とても楽しく、時間がたつのがあっという間でした。また参加したいです。」といった感想がありました。

海のふれあい教室「夏休みの自由研究 昆虫採集と標本作り」を開催しました。

2020年7月23日(木)「海のふれあい教室 昆虫採集と標本作り」を開催いたしました。

昨年度に続き、今年度も昆虫採集・標本作りの講座を開催しました。岡本水草ファームの岡本諭司先生に来ていただき、まずは昆虫採集について説明していただきました。最初に、前日に設置したトラップに昆虫がかかっていないか探し行きました。センター駐車場付近の駐車場は、カルピストラップ、音羽山登山道入り口は魚の死骸トラップを仕掛けていました。前日の降雨のためか、収穫が少なく、甲虫が数匹とれたという結果でした。午後は、図鑑を使っての同定作業(昆虫の名前を調べる)と標本の作り方のコツを聞いた後に、標本作りを開始しました。午前中採集した昆虫と岡本先生が事前に採集してくださった昆虫を標本にしました。標本作りでは、ピンセットを使って昆虫の足の向きを丁寧にそろえながらかっこいい標本に仕上げていました。
「同定・展肢など初めて聞く言葉だったけど分かりやすく、知識も身についてよかった。」「天気が悪く、昆虫がとれなくて残念でしたが、用意してくださった昆虫で標本作りができてよかった。」「自然環境に接する機会が減っているなかで、このような体験が増えると嬉しい。貴重な経験ができてよかった。」などの感想が寄せられました。

海のふれあい教室「夏休みの自由研究 海浜植物採集と標本作り」を開催しました

2020年7月25日(土)、海浜自然センター、食見海岸にて海のふれあい教室「夏休みの自由研究 海浜植物採集と標本作り」を開催いたしました。

毎年この時期に開催している講座、今年も講師に早坂先生に来ていただきました。植物採集の説明を聞いた後、センター付近から採集開始しました。午前中は曇りでしたが、採集が終わった頃から雨が降り出しました。食見海岸の磯場で様々な種類の植物を採集した後に、センター前の松林に移動し、ここでも採集を行いました。全部で20種類以上の植物を採集することができました。今年は降雨が多かったためか、キツネノカミソリなど例年見られない植物も数種類採集することができました。まだまだ新たな発見があることに気づかされた植物採集でした。昼食休憩後、標本作りのコツを教えていただいた後に標本作りに取りかかりました。植物から標本にする部分をカットし、更に余分な葉をカットしましたり、葉の表と裏両面が見えるように葉の向きを変えたり、長い茎は折り曲げたりと美しい標本になるように工夫しました。この後は、吸水用の新聞紙を取り替えて植物をしっかりと乾燥させてから、台紙に貼りつけます。植物名を記したラベルを貼れば完成です。参加者からは、「植物の名前や特徴を知ることができて楽しかった。」などの感想が寄せられました。

海のふれあい教室「夏の磯の生きものを観察しよう」を開催しました

2020年8月10~12日、23日、29に日に海浜自然センターで海のふれあい教室「夏の磯の生きもの観察」を開催いたしました。

天気にも恵まれ、予定していた5回とも実施することができました。最初に磯での観察方法や注意点の説明を行い、準備をして磯へ向かいました。波が高かった日や曇りの日もありましたが、透き通った海水中を泳ぐを魚を見ることができた磯観察日和でした。カニや貝、ヘビギンポやナベカ、ムラサキウニやアオウミウシなど様々な磯の生きものを採集できました。子どもも大人も夢中になり、親子で楽しんでいるようでした。採集した生きものは解説を行い、ウミウシは貝の仲間であること、太平洋と日本海では体表の線の数が変わる魚などを知り、勉強になったという声が多く聞かれました。夏休みの良い思い出になったことと思います。

 

三方五湖自然教室「田んぼで魚の赤ちゃんをつかまえよう」を開催しました。

2020年6月21日(日)、若狭町鳥浜地区の水田にて、三方五湖自然教室「田んぼで魚の赤ちゃんをつかまえよう」を開催しました。

12名の皆様が参加され、集合場所の若狭町鳥浜貝塚公園に集合しました。

鳥浜貝塚公園で福井県立大学海洋生物資源学科の富永修教授より、コイやフナなどの魚の稚魚が育つのに田んぼが重要な役割を果たしていることや、田んぼで魚の稚魚を増やすにはどうしたらいいかなどのお話をしていただきました。
そのあと、鳥浜地区の水田に徒歩で移動し、田んぼの持ち主の美しい鳥浜を創る会の森川さんより、田んぼでコイやフナの稚魚を育てる取組みについて説明していただいた後、水田の周りの水路を中心に生きもの採集を行いました。この日はフナやコイ、ナマズの稚魚やカエルなど多くの生きものが採集されました。採集された生きものの種類や数を記録し、はす川に合流する水路に放流しました。
参加者から「貴重なダルマガエルがたくさん捕まえられて子どもは楽しそうでした。」といった感想がありました。

獲れた生きものの記録はこちらです。

三方五湖自然教室「はす川の魚を観察しよう」を開催しました

2019年7月28日(日)、若狭町はす川落合橋、気山の休耕田において、三方五湖自然教室「はす川の魚を観察しよう」を開催しました。

13名が参加され、若狭町はす川の落合橋に集合しました。台風6号の接近に伴う前日の降雨により、はす川が増水していたため、生き物調査は気山の休耕田において行うことに変更しました。
まずハスプロジェクト推進協議会の森田さんから、パックテストキットや透視度計を使った河川での水質調査や生き物調査の方法について説明があり、その後、龍谷大学の上西非常勤講師からヨシノボリやコオニヤンマの幼虫などの川の生物についての講義がありました。
休耕田での生き物調査では、クロゲンゴロウやハッタミミズなどの他の地域の田んぼでは見られない種類の生き物や、水草ではシャクジモやサンショウモ、タヌキモなどの絶滅危惧種が観察できました。
参加者からは「今日の観察会では自分の知らない生き物がたくさん見ることができたのでよかった。」、「田んぼに入る機会などなかなか無いので、いろいろな生き物が住んでいることを知って大変勉強になった。」、「ハッタミミズなど珍しい生き物が見ることができてよかった。」 といった感想がありました。

三方五湖自然教室「南川の魚を観察しよう」を開催しました

2019年8月3日(土)、おおい町南川小倉橋において、三方五湖自然教室「南川の魚を観察しよう」を開催しました。

12名が参加され、おおい町名田庄小倉あきない館駐車場に集合しました。梅雨明け後の猛暑の中での開催となりました。
まず、パックテストキットや透視度計を使った河川での水質調査や生き物調査の方法について説明があり、その後、南川に入り生き物調査を行いました。
生き物調査では、ヨシノボリやカジカなどの魚、サワガニやヘビトンボ、トビケラやコオニヤンマなどきれいな川に生息する水生生物が数多く観察できました。また、外来種であるアメリカザリガニが確認されました。生き物調査の後、講師のNPO法人 森林学校 森んこ 代表の萩原さんより南川に生息する生き物についての講義があり講座を終了しました。
参加者からは「一度南川の生き物を見たかったので、いい経験になった。」、「外来種の問題を身近に感じられて勉強になった。」 といった感想がありました。

海のふれあい教室「漁業に挑戦しよう!若狭カキ」を開催しました

2020年2月8日(土)、小浜市仏谷漁港、仏谷集落センターにおいて、海のふれあい教室「漁業に挑戦しよう!若狭カキ」を開催しました。

27名が参加され、小浜市の仏谷漁港に集合しました。
はじめに、仏谷漁港より漁船に乗り、若狭カキを養殖している筏に向かい、カキを収穫する様子を見学しました。その後、漁港内の作業小屋に移動し、収穫したカキの洗浄や養殖ロープから外す作業の見学をし、カキ剥きの体験をしました。
カキ剥きの体験後、仏谷集落センターに移動し、講師の福井県立大学の富永教授から、小浜湾の湧き水がカキにとって栄養豊富な環境を作り出していること、また小浜市海のゆりかごを育む会の大住さんから、カキが育つ環境を守るため、高校生や漁業者、市民が協力してアマモ場再生に取り組んでいる話を聞きました。
その後、若狭カキの蒸し牡蠣の試食をし講座を終了しました。
参加者からは「ふだんはなかなか見ることのできないカキの養殖を見ることができて勉強になりました。山や川の環境が海の生きものたちの成長に大きく関係しているという話が面白かったです。」「カキ殻で海底の土壌を改善できるという話がすごいと思いました。」「カキの成育から漁のことまで詳しく解説していただいて楽しめました。」といった感想がありました。

海のふれあい教室「冬の砂浜で生きものを観察しよう」を開催しました

2020年1月26日(日)、小浜市の西津浜において、海のふれあい教室「冬の砂浜で生きものを観察しよう」を開催しました。

31名が参加され、会場の小浜市の若狭高等学校海洋キャンパスに集合しました。

当日は好天で風もなく暖かな気候で、格好の観察会日和でした。最初に講座のオリエンテーションを行い、会場のすぐ近くの西津浜に徒歩で移動し、福井県立大学海洋生物資源学科の学生さんや若狭高校ダイビングクラブの生徒さんたちが水質測定やソリネットを曳いて生きものを採集する様子を見学しました。
参加者は3グループに分かれ、若狭高校海洋キャンパスの実習室で、福井県立大学の学生さんや若狭高校の生徒さんの指導のもと、生きものの同定や測定を行いました。また、福井県立大学海洋生物資源学科の富永教授や若狭高校海洋科学科の小坂先生が各グループを回って、採集された生きものの解説を行いました。冬季で水温が低くなったためか、採集された生きものは少なく、プランクトンや少量のエビ類、小型のタコの仲間が観察できました。観察の後は、若狭高校の生徒さんより、この1年間の採集された生きものの集計結果の説明があり、講座を終了しました。
参加者からは、「いろいろな体験講座があるみたいなので、他の講座も体験してみたい。」「近くに海がある町にせっかく住んでいるので、子どもが海に興味を持ち、海を大切に思うように体験をさせたいと思います。また、自然体験を通して理系の科目に強い子になってくれたらいいなと思います。」といった感想がありました。

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