海のふれあい教室「秋の砂浜で生きものを観察しよう」を開催しました
2019年10月19日(土)、小浜市の西津浜において、海のふれあい教室「秋の砂浜で生きものを観察しよう」を開催しました。
19名が参加され、会場の小浜市の若狭高等学校海洋キャンパスに集合しました。
最初に講座のオリエンテーションを行い、会場のすぐ近くの西津浜に徒歩で移動し、福井県立大学海洋生物資源学科の学生さんや若狭高校ダイビングクラブの生徒さんたちが水質測定やソリネットを曳いて生きものを採集する様子を見学しました。
参加者は3グループに分かれ、若狭高校海洋キャンパスの実習室で、福井県立大学の学生さんや若狭高校の生徒さんの指導のもと、生きものの同定や測定を行いました。また、福井県立大学海洋生物資源学科の富永教授や若狭高校海洋科学科の小坂先生が各グループを回って、採集された生きものの解説を行いました。秋になり夏より水温が低くなったためか、夏の講座より採集された生きものは少なかったですが、プランクトンやエビ類、ハゼの仲間やヒイラギなどが観察できました。観察の後は、若狭高校の生徒さんより、採集された生きものの集計結果の説明があり、講座を終了しました。
参加者からは、「春の講座にも参加しました。時期によって魚の種類や海の様子が違うことが分かりました。」「普段体験できないことをさせてもらいました。また機会があれば参加したいです。」といった感想がありました。
海のふれあい教室「夏の砂浜で生きものを観察しよう」を開催しました
2019年7月27日(土)、小浜市の西津浜において、海のふれあい教室「夏の砂浜で生きものを観察しよう」を開催しました。
22名が参加され、会場の小浜市の若狭高等学校海洋キャンパスに集合しました。
海でソリネットを曳いて生きもの採集を体験してもらう予定でしたが、台風6号接近の影響で荒天が予想されたため、事前に福井県立大学海洋生物資源学科の学生さんや若狭高校ダイビングクラブの生徒さんたちが採集した生きものを屋内で観察する形で講座を開催しました。
参加者の皆様は3グループに分かれ、若狭高校海洋キャンパスの実習室で、福井県立大学の学生さんや若狭高校の生徒さんの指導のもと、生きものの同定や測定を行いました。また、福井県立大学海洋生物資源学科の富永教授や若狭高校海洋科学科の小坂先生が各グループを回って、採集された生きものの解説を行いました。夏ということもあって、多くのプランクトンやエビの仲間、タツノオトシゴやアミメハギ、ヒイラギなど多くの生きものが観察できました。
参加者からは、「天気が悪かったのが残念でしたが、学生さんたちと一緒に生きものの観察ができて、子どもにもよい勉強になりました。」「タツノオトシゴがこんな身近な海で採れるとは思わなかった。豊かな海を大切にしなければいけないと思いました。」といった感想がありました。
海のふれあい教室「海の生きものの不思議に迫る!冬のお話会(ウニ)」を開催しました
2019年12月15日(日)、福井県海浜自然センターにおいて、海のふれあい教室「海の生きものの不思議に迫る!冬のお話会(ウニ)」を開催しました。
12名が参加され、海浜自然センターの体験学習室1に集合しました。
はじめに講師の福井県水産試験場海洋研究部の児玉 主任研究員より、ウニの生態についての講義があり、その後にウニの殻を使ったビーチクラフトを作りました。
ウニの生態の講義では、生きたウニを使って体のつくり、福井県栽培漁業センターでのウニの種苗生産、近年ウニが原因となって起こる「磯焼け」、福井の名産品「越前雲丹」など、幅広い内容の講義で、参加者の皆様は興味深く耳を傾けていました。
ウニの殻を使ったビーチクラフトでは、ピンクのウニの殻を中心に海の漂着物を使って、個性豊かな作品が次々とできていました。
参加者からは、「講師の児玉主任研究員の話が面白かった。ウニのことが詳しく分かってよかったです。」「スノーケリングでも子どもたちはウニを見て喜んでいるので、夏のスノーケリング講座の参加者にもこういう講座をすればいいのでは。」といった感想がありました。
海のふれあい教室「じゃこ天を作ってみよう」を開催しました
2019年12月21日(土)、福井県海浜自然センターにおいて、海のふれあい教室「じゃこ天を作ってみよう」を開催しました。
14名が参加され、海浜自然センターの体験学習室1に集合しました。
はじめに海浜自然センターの職員よりじゃこ天の材料に使う魚のエソについて説明をし、その後講師の大島漁業協同組合女性部長の子末さんより、じゃこ天の作り方についてお話をしていただきました。
調理体験では、じゃこ天の材料のエソのすり身に紅しょうがやコーンなどの具を混ぜ、思うままの形に成型してもらい、油で揚げました。その後、参加者が自ら作ったじゃこ天を試食してもらいました。普段はスーパーなどで購入しているじゃこ天(魚のすり身揚げ)を作ったり、普段触ることない魚のすり身を触ったりなど、参加者にとっては貴重な経験となりました。
参加者からは「じゃこ天はじゃこ(シラス、チリメンジャコ)の天ぷらと思っていたので、勉強になりました。また試食で食べたじゃこ天は美味しかったです。」「なかなか自分でじゃこ天(魚のすり身揚げ)を作ることはないので、大変よい経験となりました。また、毎回詳しい説明もあるので、ありがたいです。」「魚のすり身を作るのは家庭では難しいので、今回体験させていただいてとても満足しました。」といった感想がありました。
海のふれあい教室「イカの体のしくみを知っておいしく食べよう」を開催しました。
2019年11月2日(土)、福井県海浜自然センターにおいて、海のふれあい教室「イカの体のしくみを知っておいしく食べよう」を開催いたしました。
19名の皆様が参加され、海浜自然センターの体験学習室1に集合しました。
はじめに海浜自然センターの職員よりイカの生態についての講義をし、スライドを使って解説をしながらイカの解剖を行いました。解剖の途中で、イカの墨袋を取り出し、割り箸の先で画用紙に思い思いの絵を描きました。
解剖が終わった後、イカの身や足を使った調理体験、試食を行いました。「イカの塩コショウ炒め」、「イカのホイル焼き」、「イカわたのホイル焼き」の3つのメニューから選びました。体験学習室内にいい匂いが立ち込め、参加者たちは思い思いのメニューに舌鼓を打っていました。
参加者から「普段よく目にするイカについて、勉強できてよかった。」「イカについてよくしくみが分かった。子どもの自由学習の良い題材になり、大変良かった。」「イカについて初めて聞く話が多く、いろいろ驚きました。」といった感想がありました。
三方五湖自然教室「サケの遡上を観察しよう」を開催しました。
2019年11月10日(日)、若狭町のはす川にて、三方五湖自然教室「サケの遡上を観察しよう」を開催いたしました。
20名の皆様が参加され、集合場所のリブラ若狭2階研修室に集合しました。
リブラ若狭で水産研究・教育機構日本海区水産研究所の飯田真也主任研究員より、サケはなぜ生まれた川に帰ってくることができるのかやサケが川に作る産卵床など、サケの生態についての話や、最近日本各地でサケの遡上数が大きく減少しているというお話をしていただきました。
そのあと観察場所であるはす川へ移動し、はす川第2揚水機場上流の堰堤から佐古橋まで徒歩で移動しながら観察を行いました。堰堤から佐古橋までの間に設定した8箇所の観察ポイントを中心に双眼鏡などを使って観察しました。飯田主任研究員には現地でもサケの産卵床の仕組みや産卵行動などについて詳しく解説していただきました。参加者には観察されたサケの数を記録してもらいました。昨年の講義にも来ていただいている飯田主任研究員のお話では、昨年の半分ほどの数しかサケが見られないとのことでしたが、それでも総数58尾(生きているサケ52尾、死んでいたサケ6尾)のサケが観察されました。
参加者から「こんな川にサケがいるとは思っていなかったから驚いた。」、「大きなサケを見ることができてよかった。小学生の子どもたちにとっても良い経験ができた。」、「サケの遡上を初めて観察できた。身近な川の環境をこれ以上悪くしないようにしたいと思った。」といった感想がありました。
観察されたサケの数の記録はこちらです。
海のふれあい教室「漁業に挑戦しよう!①(定置網)」を開催しました。
2019年9月28日(土)、若狭町世久見の世久見漁港にて、海のふれあい教室「漁業に挑戦しよう!①定置網」を開催いたしました。
集合時間は午前4時30分という早朝にもかかわらず定員いっぱいの25名の皆様が参加されました。
当日はやや風はありましたが、波はほとんどなく、穏やかな海で絶好の条件での講座となりました。漁船に乗り込み午前5時に世久見漁港を出港、10分ほどで漁場に到着し、船上で網を上げる作業を見学しました。約1時間ほどで漁獲された魚が水面に現れ、網から船へ魚を移す作業が始まり、参加者から歓声が上がりました。漁場での作業が終わった後、船員さんが獲れたばかりのサワラを捌いて試食させてくれました。新鮮なサワラの刺身の大判振る舞いに参加者は大喜びで舌鼓を打っていました。
世久見漁港に帰港後、港の荷捌き場で漁獲された魚の仕分け作業を見学、参加者たちは普段は見られない魚の仕分け作業を興味深げに見学していました。この日はサワラ、シイラ、ツバス(ブリの幼魚)、アジなどの魚が取れていました。
参加者から「貴重な体験ができ楽しかった。」「獲れたての刺身が美味しかった。」「魚の仕分け作業はなかなか見学できないので、早起きして参加した甲斐があった。」といった感想がありました。
三方五湖自然教室「田んぼで魚の赤ちゃんをつかまえよう」を開催しました。
2019年6月23日(日)、若狭町鳥浜地区の水田にて、三方五湖自然教室「田んぼで魚の赤ちゃんをつかまえよう」を開催いたしました。
29名の皆様が参加され、集合場所の若狭町鳥浜貝塚公園に集合しました。
鳥浜貝塚公園で福井県立大学海洋生物資源学科の富永修教授より、コイやフナなどの魚の稚魚が育つのに田んぼが重要な役割を果たしていることや、田んぼで魚の稚魚を増やすにはどうしたらいいかなどのお話をしていただきました。
そのあと、コイやフナの稚魚を育てる取組みをしている、鳥浜地区の水田に徒歩で移動し、田んぼの持ち主の美しい鳥浜を創る会の岩本さんより、田んぼでコイやフナの稚魚を育てる取組みについて説明していただいた後、岩本さんの水田の周りの水路を中心に生きもの採集を行いました。この日はフナやコイ、ナマズの稚魚やカエルなど多くの生きものが採集されました。採集された生きものの種類や数を記録し、はす川に合流する水路に放流しました。
参加者から「生きものをたくさん捕まえることができて、楽しかった。」「子どもはカエル取りに夢中となりましたが、最後まで楽しんでいるようでした。」といった感想がありました。
獲れた生きものの記録はこちらです。
三方五湖自然教室「バードウォッチング 冬 三方湖オジロワシとコハクチョウ」を開催しました。
2020年2月2日(日)、若狭町水月湖・藤井水田にて、三方五湖自然教室「バードウォッチング 冬 三方湖オジロワシとコハクチョウ」を開催いたしました。
今年度最後のバードウォッチング。今回は毎回好評のオジロワシとコハクチョウの観察を行いました。
1月下旬は雨や風で観察しにくい日が続きましたが、当日は好天に恵まれ、絶好の観察日和となりました。この日は野鳥の会の海ワシ調査が同時に行われ、朝早くからオジロワシを探しています。オリエンテーション、観察ポイントの説明をしていると、水月湖でオジロワシ発見の一報が入り、水月湖畔へ移動。対岸の山中の木にとまっているとのことで、到着後すぐ観察開始。かなり距離があるため双眼鏡やフィールドスコープでもかなり小さくしか見えませんが、講師の野鳥の会の皆さんに詳しく説明していただき、時間をかけて観察できました。その後、藤井の水田へ移動。ここではコハクチョウを間近で観察しました。12羽のコハクチョウが餌を探している、食べている様子を見ることができました。観察棟に戻ってまとめを行い、終了となりました。参加された方から「オジロワシを初めて見て感動した。」「コハクチョウが頭を泥だらけにしながら餌を探している姿がかわいいと思った。」「オジロワシやコハクチョウが安心して冬を過ごせる環境を守っていくことの大切さを学んだ。」といった感想がありました。
三方五湖自然教室「バードウォッチング 冬 久々子湖ビギナーのための探鳥会」を開催しました。
2020年1月18日(土)、美浜町久々子湖周辺にて、三方五湖自然教室「バードウォッチング 冬 久々子湖ビギナーのための探鳥会」を開催いたしました。
今年度4回目のバードウォッチング。今回は久々子湖周辺でカモ類を中心に観察を行いました。
北風が強いものの、好天に恵まれました。オリエンテーションの後、経験者と初心者のグループに別れ、経験者グループはバスで久々子湖北西の湖岸へ移動し、歩きながら観察しました。初心者もカモ類の見分け方のレクチャーの後、歩いて久々子湖東側の湖岸で観察しました。マガモ、コガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オナガガモ、ホオジロガモなどたくさんのカモ類が見られました。またカンムリカイツブリ、イソシギ、ウミネコ、アオサギなど水辺の野鳥も観察、ミサゴが何度もすぐ近くを通ったり、ハヤブサが山頂の木にとまっていたりする姿も見られました。そして何と、オジロワシの姿も!参加者も講師も大興奮しながら双眼鏡でその姿を追いました。グループごとにまとめをした後はお楽しみ、豚汁のふるまい。美浜町生涯学習まちづくり委員会、環境パートナーシップ会議の皆様にご協力いただき、お茶やミニケースのプレゼントもありました。参加された方から「カモがとてもきれいだった。えさを探してもぐる姿がかわいかった。」「三方五湖の自然のすばらしさを改めて知った。こうした環境を大事にしたい。」といった感想がありました。
次回のバードウォッチングは2月2日にオジロワシとコハクチョウの観察を行います。お楽しみに!