福井県海浜自然センター

福井県海浜自然センターは若狭湾国定公園の中にある、ご家族で体験学習が出来る入館無料の施設です。

スノーケリング指導者養成講座「烏辺島スノーケリング講習」を開催しました。

2017年6月18日(日)、海浜自然センターと烏辺島で、スノーケリング指導者養成講座「烏辺島スノーケリング講習」を開催しました。

今回は7月16日・8月26日に行われる「経験者におすすめ!三方海域公園スノーケリングを楽しもう」の講座の前に、烏辺島でスノーケリングを指導することにポイントを絞り、講習を行いました。

午前中は講師の方にリーダーの危機管理や海域公園スノーケリングでのリーダーに必要な知識、烏辺島での観察について講義を行っていただきました。午後は船で烏辺島へ移動し、2グループに分かれてリーダー・サブリーダーの役割分担を決め、実際にスノーケリングを行うコースの確認を行いました。海浜自然センターへ戻ってきたら観察できた生きものを付箋に書き、地図に貼って観察ポイントや種類について情報共有を行いました。

海浜自然センターでは7月16日・8月26日に烏辺島で行われる「経験者におすすめ!三方海域公園スノーケリングを楽しもう」の参加者を募集しています。申込みはお早めに!

スノーケリング指導者養成講座「指導者基礎講習」を開催しました。

2017年6月17日(土)、海浜自然センターと食見海岸で、スノーケリング指導者養成講座「指導者基礎講習」を開催しました。

今年度4回行うスノーケリング指導者養成講座の1回目、今回はスノーケリング指導未経験の方を対象に指導の基礎を伝授することにポイントを絞り、講習を行いました。

午前中はアイスブレーキングの後、スノーケリングの定義や器材、指導者の役割について講義を行いました。また、ゲームをとおして指導方法や指導技術について伝えることの難しさや楽しさを味わいながら学ぶことができました。

午後はスノーケリングのリーダー・サブリーダーの役割分担の確認と実習で器材の使い方の確認を行いました。その後各場面を想定し、今回の参加者がリーダー・サブリーダーとなって模擬指導を行い、伝えるコツをつかみました。

今回の講習で新たなスノーケリング指導者が誕生しました。この夏のスノーケリング教室でデビューし、活躍することに期待したいですね。

☆海のふれあい教室「春の磯で生きものを探してみよう(6/4)」を開催しました☆

2017年6月4日(日)、当センター前の食見海岸にて、海のふれあい教室「春の磯で生きものを探してみよう」を開催しました。
当日は低気圧の影響で波が高くなっており、当初予定していた磯場での観察は危険なため、波の影響を受けにくい他の磯場での観察会に変更しました。また、館内案内や〇×クイズの時間を設けました。

内容の変更はありましたが、40名の方がご参加くださいました。
みなさん、一生懸命生きものを探してじっくり観察!!
今回も、ホンヤドカリ、イソガニ、ヒライソガニ、メジナ、スジエビ、イソスジエビ、テナガエビが採集できました。

当センターに初めてお越しの方も多く、館内案内では熱心に説明を聞いてくださいました。
〇×クイズも大盛り上がり!「やったー正解した!」「え~っ!?そうだったの!?あとでもう一度館内を見てみよう!!」などという声も聞こえ、楽しく学んでいただけました。

今年度の当講座は、天候に影響され二回とも内容の変更が発生しましたが、みなさんに生きもののことを学んでいただけたので、大変嬉しく感じました。
生きものが安心してすめるよう、これからも海の環境を大切にしていきたいですね。

☆三方五湖自然教室「バードウォッチング 初夏 ツバメ三兄弟を観察しよう!」を開催しました☆

2017年6月3日(土)、小浜市西津・雲浜地域にて、三方五湖自然「バードウォッチング 初夏 ツバメ三兄弟を観察しよう!」を開催いたしました。
当日は爽やかな風が吹き、歩きながら観察するには絶好の空模様!

講師には、野鳥の会 嶺南ブロックのみなさんにお越しいただきました。
3班に分かれ、それぞれの班を講師の方々が案内します。
集合場所の若狭高等学校 海洋キャンパスをスタートし、1.西津大橋下 2.雲浜小近く 3.ママーストア西津店をめぐり、飛び交うツバメやいろいろな鳥を観察しました。

西津大橋下ではイワツバメ、ママーストア西津店ではツバメ、集合場所の海洋キャンパスでは県域準絶滅危惧種コシアカツバメが観察できました。
それぞれ巣の形状が異なり、ヒナが待っている巣に親ツバメたちが餌を運ぶ姿を見ることができました。また、巣をスズメに乗っ取られることに驚きました。

普段何気なく見ているツバメですが、よく見ると種類や巣の形等違いがたくさんあることが分かり、とてもよい勉強になりました。

次回のバードウォッチングは11月11日(土)、三方湖周辺でカモ類を観察します。お楽しみに!

三方五湖自然教室「外来種バスター(6/11)」を開催しました

2017年6月11日(日)、三方湖畔で、今年度2回目となる三方五湖自然教室「外来種バスター~湖の侵入者捕獲と解剖~」を開催しました。
センター職員から、外来生物を捕まえる時の注意事項を聞いた後は・・・三方湖畔へ移動。駆除をするかご網を引き上げます。どの家族もかごに入っていたウシガエルやミシシッピアカミミガメの大きさに驚いていました。ウシガエルはこの場で駆除します。外来種だけでなく、ナマズやテナガエビ、モクズガニといった在来種も確認できました。
捕獲した生きものの解説を聞いた後は、なごや生物多様性センターの野呂先生にカメについてお話をしていただきました。カメの甲羅は骨であること、動物だけでなく、ヨシやヒシ等水草もたくさん食べること、今回捕獲したミシシッピアカミミガメ以外にもたくさんのカメの外来種が日本で確認されていること等分かりやすく教えていただきました。
最後にウシガエルの解剖です。肝臓や胃、腸などの内臓や筋肉といった各器官の観察を行い、胃の中を見てみると・・・テナガエビやクロベンケイガニ、バッタ類等が出てきました。さらにはカエルが4匹出てきて、ウシガエルがいかに大食いであるか、生態系に与える影響が大きいかを感じることができました。
参加者からは「生きものを飼うときは後のことを十分考える必要がある」「子どもだけでなく、大人もいい勉強になった」といった声がありました。生態系について考えるいい機会になりました。

☆海のふれあい教室「春の磯で生きものを探してみよう(5/27)」を開催いたしました☆

2017年5月27日(土)、当センター前の食見海岸にて、海のふれあい教室「春の磯で生きものを探してみよう」を開催いたしました。
当日は、低気圧の影響で波が高くなっており、当初予定していた磯場での観察は危険なため、波の影響を受けにくい他の磯場での観察会に変更いたしました。
また、風が強く寒さを感じる気温だったので、観察会を早めに切り上げ、館内案内および◯?クイズの時間を設けました。

内容の変更はありましたが、31名の方がご参加くださいました。
いつもの磯場と違って、どんな生きものに出会えたでしょうか!?
みなさん、一生懸命生きものを探し、観察していらっしゃいました。

今回採集できた生きものは、ホンヤドカリ、イソガニ、ヒライソガニ、メジナ、スジエビ、イソスジエビ、テナガエビ でした。

また、館内案内のあとは◯?クイズ!
子どもたちはクイズに大盛り上がりでした!!
「いろいろな生きものについて学ぶことができてよかった」との声をいただきました。

今回は天候に影響されましたが、みなさんに楽しみながら海の生きものを学んでいただけて、ホッと胸を撫で下ろしました。
7月には、「夏の磯で生きものを探してみよう」を予定しております。
ぜひご参加ください。

三方五湖自然教室「外来種バスター(5/28)」を開催しました

2017年5月28日(日)、三方湖畔で、三方五湖自然教室「外来種バスター~湖の侵入者捕獲と解剖~」を開催しました。
前日の夜は雨が降り、肌寒い朝となりましたが、講座が始まる頃には、とっても気持ちの良いお天気になりました!

講師には、三方湖でオオクチバスやブルーギルなどの外来魚の生態や駆除方法について研究をされている、福井県立大学の富永先生にお越しいただき、外来生物や外来生物が与える影響について、分かりやすく教えていただきました。

センター職員から、外来生物を捕まえる時の注意事項を聞いた後は・・・三方湖畔へ移動。駆除をするかご網を引き上げます。何が入っているかな?

かご網には、外来生物のウシガエル・ミシシッピアカミミガメ、在来生物のナマズ・テナガエビが入っていました。
ウシガエルの解剖では、メスのお腹にはたくさんの卵が入っている様子や、小魚やカニ、シジミ等を食べていることを確認しました。参加された方々からは、「学校でもなかなか経験できない体験ですね。」といった声が聞かれました。

最後に、外来生物は自分で日本や三方湖にやって来たのではなく、人間が連れてきたもの。三方湖の自然環境を守るために駆除は必要ですが、外来生物が悪者というわけではありせん。そこに住んでいない生き物を連れてきたらどうなるのかな?私達は、責任を持って行動しないといけません。

 

☆海のふれあい教室「春の砂浜で生きものを探してみよう(小浜西津浜)」を開催しました☆

2017年5月20日(土)、小浜市西津浜にて、海のふれあい教室「春の砂浜で生きものを探してみよう」を開催しました。
前回(5/7(日))の和田海岸における開催に引き続き、今回も天候に恵まれ、絶好の観察日和となりました!

講師には、和田海岸での開催と同様に、福井県立大学の富永教授にお越しいただきました。
また、福井県立大学 海洋生物資源学部の学生のみなさん、若狭高等学校の生徒のみなさんに、助っ人として参加いただきました。
総勢約60名での観察会となり、西津浜は一気に賑やかに☆

西津浜は、細かな砂が多い浜のため、主に小型の地曳網を用いての採集となりました。
浜を横に大きく使い、計4回採集を行いました。
子どもたちも一生懸命引っ張って、お父さんお母さんも一生懸命シャッターチャンスを狙います。
みんなで力一杯網をひいたおかげで、ヒメハゼ、イシガレイ、ギンポやアカオビシマハゼなど、たくさんの生きものが採集できました!

採集後は、若狭高等学校 海洋キャンパスにて砂浜の生きものについて解説を聞きました。
また、採集された生きものを観察して調べるなど、西津浜に棲んでいる生きものについて知ることができました。

最後に、採集された生きものを、海へ戻しました。
普段何気なく見ている砂浜に、多くの生きものが棲んでいることを知り、砂浜の環境が大切であることを学びました。

 

三方五湖自然教室「バードウォッチング 春 超早起きは10文の得!」を開催しました。

2017年5月21日、小浜市上根来~遠敷峠にて、三方五湖自然教室「バードウォッチング 春 超早起きは10文の得!」を開催いたしました。

この日の集合時間は午前4時!!超早起きでしたが、野鳥の大合唱を聞きたい、きれいな鳥を見てみたいという方に多数集まっていただきました。

まずは上根来の林の中で「フィー」と鳴くトラツグミや「ピッピコロロ」と鳴くキビタキなど姿は見えませんが、様々な野鳥の声を聞きました。

その後畜産団地周辺で林冠にとまる野鳥を観察、幸せの青い鳥、オオルリを見ることができました。一昨年、昨年に続き、3年連続です。

早朝で寒さの残る中、講師からの暖かい差し入れで一息つくと遠敷峠へ向かいます。すばらしい風景の中、辺りからは盛んに「キョロロロー」の鳴き声が聞こえます。すると・・・木々の間を赤い鳥が飛んでいきました。アカショウビンです。めったに見られない鳥の登場に、心が躍りました。

超早起きは大変ですが、その分多くの野鳥に出会うことができました。

次回のバードウォッチングは6月3日(土)、「ツバメ三兄弟を観察しよう」です。詳しくはこちらをご覧ください。

海のふれあい教室「春の砂浜で生きものを探してみよう(和田海岸)」を開催しました。

2017年5月7日、高浜町和田海岸にて、海のふれあい教室「春の砂浜で生きものを探してみよう」を開催いたしました!

前日の雨模様が一転し、晴れに恵まれ気持ちの良いスタートをきりました!
みなさん美しい海を目の前に、ウズウズ♪
ライフジャケットを身にまとう姿が、頼もしく感じられます。

講師には、砂浜の生態系に詳しい福井県立大学の富永教授にお越しいただき、
最初に波打ち際の生きものの採集方法を教えてもらいました。
波打ち際の砂の中をタモ網ですくうと砂の中からいろいろな生きものの赤ちゃんが次々採集できました。
さらに小型の地引網を使い、全員で力を合わせて引っ張ると、さらに多くの生きものが採集できました。

採集後は近くの5区ふれあい会館へ移動し、砂浜の生きものについて解説を聞きました。また、採集した生きものの名前を調べ、特徴も知ることができました。

最後に採集した生きものを元の場所へ戻しました。
夏は海水浴でにぎわう海岸も、春は多くの生きものが育つ場所であることを知り、砂浜という環境の大切さを学ぶことができました。

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